パンダがいなくなったアドベンチャーワールド。大掃除にペンギンの赤ちゃんが登場し早くもファンを獲得です。

 和歌山県のアドベンチャーワールドで今年9月に生まれたばかりの「エンペラーペンギン」の赤ちゃん。年末が近いということで、エンペラーペンギンの親子が暮らしてている水槽などを飼育員らが大掃除です。

 きれいになったら、ペンギンが大好きだという雪を床にしきつめます。きれいになった部屋で気持ちよさそうに過ごすエンペラーペンギンの赤ちゃん。その愛くるしい姿に、訪れた人は…

 「(Qきょうはどこから?)千葉から。(Qペンギンを見るために?)そうです。映像でみるより大きくてふかふかしている感じが実物だとわかる。とってもかわいかった」
 「ずいぶん大きくなった。でもまだまだ赤ちゃんだな」

 アドベンチャーワールドといえば人気者だったパンダが、今年6月、全て中国に返還されました。

 和歌山県、そして白浜町のシンボルともいえるパンダがいなくなったことについて、地元・白浜の人たちは…

 「パンダが返還されてから(白浜町に来る)お客さんが減ってしまって。(パンダは)何十年といたのでさびしい」

 こうした中、アドベンチャーワールドで新たに誕生したエンペラーペンギンの赤ちゃん。4年ぶりの誕生で、日本で赤ちゃんの姿を見られるのは、今はアドベンチャーワールドだけだといいます。新たな人気者にと、園も期待を寄せています。

 (アドベンチャーワールド・ペンギン飼育スタッフ 田畑優記さん)「どんどん餌もたくさん食べてかなり勢いに乗って、大きく成長している。きれいなガラス面越しで、赤ちゃんや大人のペンギンと接する様子見てもらいたい」

 ペンギンの中で最も大きく成長が早いというエンペラーペンギン。ふわふわとした羽毛をまとった姿の赤ちゃんを見られるのは、1月上旬までだということです。