青森県の伝統工芸品として、新たに青森市の研究会が製造する「善知鳥彫ダルマ(うとうぼりだるま)」が指定されました。

伝統工芸品の指定書交付と、伝統工芸士の認定証を授与する式典が県庁で開かれました。

新たに伝統工芸品に指定された善知鳥彫ダルマは、100年以上の歴史が紡がれながらも、2024年に制作者が不在となり、有志が設立した研究会によって継承されてきました。

善知鳥彫ダルマ研究会2.5 竹村松博 会長
「認定されたというのは励みになって、若い人を育てていくのには非常に大きな支えになりました」

伝統工芸士には5人が認定され、中学卒業から太鼓作りに励んできた塩谷一真さんは最年少です。

塩谷太鼓店 塩谷一真さん
「(太鼓を)みんなになじみあるようなものにしたいですし、子どもたちが憧れるような店にして、『継ぎたい』と言ってもらいたい」

今回を含めて、伝統工芸品には34品目が指定、伝統工芸士には72人が認定されています。