17日のオープンを前に15日、島根県飯南町のスキー場で安全祈願祭がありました。シーズン到来を待ちわびた関係者ですが、喜んでばかりもいられないようです。

記者 入江直樹
「5センチか10センチ位ありますね。」

15日、琴引フォレストパークスキー場では関係者が玉串を捧げ今シーズンの無事故を祈りました。

記者 入江直樹
「この所の雪で真っ白なゲレンデなんですが、ここにもウクライナ情勢が影を落としていて、スキー場では悲鳴を上げています。」

人工降雪機に加え雪を創り出す人工造雪機を備え、自然の雪が少なくても営業できるのがこのスキーの強みです。
しかし。


琴引フォレストパークスキー場 福岡一樹マネージャー
「1か月人工雪(の機械)回すだけで1000万(円)位かかります。」

それが電気料金値上げで3割以上上がりそうな上、リフトや照明。雪をならす車両などの燃料代にも頭を痛めているといいます。

琴引フォレストパークスキー場 福岡一樹マネージャー
「全国のスキー場で全て値上げを敢行しておりますので、皆さん同じような悩みを抱えているんだと思います。」

昨シーズンは雪に恵まれコロナ禍ながら、3万1000人近くの来場者を迎えました。
今シーズンも雪が多いという予報で関係者は、賑わいとともに経費削減につながる自然の雪に期待を寄せています。