今シーズンの真珠の出来は。真珠の養殖で知られる三重県志摩市で品評会が開かれました。

「三重県真珠品評会」は毎年、アコヤ貝から真珠を取り出す「浜揚げ」が始まる時期に行われているもので、ことしも50近い養殖業者が参加し、品質が良かった7つの業者が表彰されました。

燃油や資材の高騰に加え、3年前から去年にかけては海水温の上昇などでアコヤ貝が大量に死ぬ被害に見舞われましたが、ことしは海水温も下がり、例年通り美しい真珠ができたということです。

(三重県真珠養殖漁業協同組合 山口健司組合長)
「非常に厳しい環境条件の中で、皆さん一生懸命になって作った真珠なので、
高値を期待している」

クオリティの高さで海外からも引き合いがある三重県の真珠。関係者が期待を寄せる初市は1月中旬に行われます。