ルリビタキってどんな鳥?
──どんな特徴がありますか?
(東洋産業 大野竜徳さん)
「ルリビタキは漢字では一般に瑠璃鶲と書きます。瑠璃については名前の通り、上から見ると鮮やかな青みの強い瑠璃色のオスを指すのでしょう」
「しかし、実際に冬の日本の平地で出会う個体の多くは、今回撮影されたようなメスやまだ色づいていない若鳥です。
落ち着いた色合いで、一見すると地味ですが、これこそが多く目にするルリビタキの普段の姿です」

「鶲(ヒタキ)は漢字で書くとちょっと難しく、生活の中ではほとんど見ない漢字ですね。
もうひとつ、ヒタキ科の名の由来に関連して、少し風情のある由来があります。
この仲間の鳥は、ヒッ!チッ!といった、乾いた甲高く硬い地鳴きを出すことが多く、その音が火打石を打ったときの音に似ていると感じられてきました。
昔の人が火を起こす火打石をたたく『火焚き(ひたき)』の音を連想したことから、ヒタキという名が付いたという説があります。
冬の静かな森で聞くルリビタキの声は、ヒッというものですが、ルリビタキの仲間のジョウビタキはまさに『火焚』の名の由来を思い起こさせるような、チッという乾いて澄んだ音のように聞こえますね」














