アメリカのアカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミーが、動画サイト「ユーチューブ」に授賞式の独占配信権を与えると発表しました。

映画芸術科学アカデミーは17日、アカデミー賞の全世界の独占配信権をグーグル傘下のユーチューブに与える契約を結んだと発表しました。

期間は2029年から2033年までの5年間で、ハリウッドスターが歩くレッドカーペットなどの関連行事も含め、ユーチューブで無料で配信されます。

ユーチューブの視聴者は全世界で月間20億人以上とされる中、アカデミーは声明で「世界中のより多くの視聴者に届けることが可能になり、映画界にとって大きな意義がある」としています。

アメリカメディアによりますと、アカデミー賞の授賞式は1970年代からはABCテレビが放送していて、視聴者数は映画「タイタニック」が作品賞に輝いた1998年のおよそ5500万人をピークに、近年では2000万人ほどにとどまっているということです。