アメリカのメディア大手ワーナー・ブラザース・ディスカバリーの買収をめぐり、ワーナーは株主に対し、パラマウント・スカイダンスによる買収提案を拒否し、ネットフリックスによる買収を支持するよう呼びかけました。

ワーナーが17日、株主に宛てた書簡を公表したもので、ワーナーの取締役会はパラマウントによる買収提案について「重大なリスクをもたらす」として、株主に拒否するよう呼び掛けています。パラマウントの財務状況や資金調達に懸念があるとしたうえで、動画配信大手のネットフリックスによる買収を支持するよう呼び掛けました。

ワーナーをめぐっては、今月5日にネットフリックスがおよそ720億ドル、日本円でおよそ11兆円で買収契約を結んだと発表しましたが、8日にパラマウントがネットフリックスを上回る総額およそ1084億ドル規模の敵対的買収を提案していました。