フードロスが社会的な問題となっている中国で、賞味期限の近い食品などを24時間無料で受け取れる自販機型の「フードバンク」が話題を集めています。
「福田食物銀行」と書かれた自販機の中に入っているのは、パンや野菜などの食品。これらはすべて無料で市民が受け取ることができます。
この「24時間フードバンク」は、中国の深セン市福田区が2022年に始めた国内初の取り組みで、市民に好評だったことから設置台数を22台まで拡大しました。生活困窮者支援のほか食品の節約を目的としていて、自販機にはレストランや商店などが持ち寄った賞味期限の近い食品が並んでいます。
中国では2021年に客の食べ残しをレストラン側がごみ処理代として請求できるなどの「反食品浪費法」が施行されるなどフードロスが社会問題となっていて、中国政府は食品浪費への取り締まりを強めています。
景気が低迷し、失業率が悪化している中国では、生活困窮者支援の面でも今後「24時間フードバンク」の需要が高まりそうです。
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