全国各地で山火事が相次ぐなか、気象庁は林野火災について、新たな注意喚起を始めると発表しました。専門家は「大規模山火事時代」に入ったと訴えています。
神奈川県の日向山で起きた山火事。発生から1週間が経ったきのう、ようやく「鎮火」しました。焼失面積はおよそ1万3000平方メートル。なぜ、ここまで広がったのでしょうか。
これは出火翌日の映像です。温度の違いが分かるサーモカメラの映像に切り替えると“小さな赤い点”が。消防によると、これは「熱源」です。飛び火でしょうか、“赤い点”は至る所に確認できます。
山火事の消火の難しさについて、日本大学の串田教授は…
山火事に詳しい日本大学 串田圭司 教授
「実は地中が燃えるということが起きます。(地中で)くすぶりながら燃える『燻焼』が起きるんですね」
『燻焼』とは、炎は上げずに土の中で500度もの高温でくすぶり続けること。これが火種となり、再燃するおそれがあるのです。
伊勢原市消防署 武樋修司 署長
「『熱源』がある所は掘り返して確認したりですね、水をかけて消火したり、砂をかけて消火したりということで」
串田教授によると、例えば地中50センチで『燻焼』が起きていた場合、上空からのサーモカメラには写らない、より小さな「熱源」がある可能性もあるといいます。
さらに串田教授は、こう指摘します。
山火事に詳しい日本大学 串田圭司 教授
「地球温暖化が起こると、地球規模で極端な乾燥が増える。大規模山火事時代に入ってきている」
大規模山火事時代。確かに今年、大規模な山火事が相次ぎました。
記者
「いま、かなり高い火柱が上がっています」
平成以降で最大規模となった岩手県大船渡市の山火事。このときも焼けた木を切り倒し、土を掘り返すなどして「熱源」を確認。1日最大2100人態勢で対応に当たりましたが、「鎮火」まで40日を要しました。
今月、日向山で山火事が起きた前日には、群馬県の妙義山でも山火事が発生。再燃のおそれのない「鎮火」には至っていません。きょう上空から火や煙は確認できませんでしたが、おととい未明には…
住民
「山がまだ燃えている」
朝になり消防が確認したところ、白煙が確認され、富岡市は強風の影響で一時的に火が上がった可能性があるとしています。
こうしたなか、気象庁は元日から、新たな注意喚起を行うと発表。30年に一度レベルの記録的な雨の少なさになり、林野火災の危険性が高まった場合には、気象情報を通じて注意を呼びかけます。対象範囲が複数の地方にまたがる場合は、総務省消防庁などと合同で緊急会見を行うということです。
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