高知県の西の端・宿毛市で、冬の風物詩「だるま夕日」が見られました。
15日午後5時、宿毛湾を臨む「咸陽島公園」には、西に傾いた太陽がゆっくりと水平線に沈んでいく中、カメラを構える人の姿が見られました。

みなさんのお目当ては「だるま夕日」です。気温と海水温の差が大きな日に見られる蜃気楼の一種で、水平線に沈む夕日が「だるま」のように下部がくびれて見える現象です。
地元の愛好家によりますと、きれいな「だるま」の形になるのは、ひと冬で15回ほどだといいます。
条件が揃わないと見られない「だるま夕日」ですが、この日、水平線に夕日が沈んでいく際は、オレンジ色に輝く“もう1つの太陽”が海面からせり上がり、本物の太陽とつながって、綺麗な「だるま夕日」となりました。

◆訪れた人
「良かったですよ、まん丸になってね。色・形がきれいで。だるま夕日にならない時もあるし、その時は明日を楽しみに来ますけどね」
その珍しさから“幸運の夕日″とも呼ばれる宿毛湾の「だるま夕日」は、条件が揃えば、2026年2月ごろまで見られます。














