11月は月18便⇒12月に入って4便、13日以降は欠航

静岡空港と中国・上海を結ぶ路線が、2026年3月下旬まで全便欠航となることが分かりました。コロナ禍を経て2023年から運航が再開されていましたが、約2年ぶりに再び休止となります。

運航が休止されるのは、中国東方航空が運航する静岡空港と上海を結ぶ定期便です。

県によりますと、上海線は11月までは月18便運航していたものの、12月に入ってからは4往復にとどまり、12月13日以降はすべての便が欠航していました。

15日夜になって航空会社から県に対し「2026年1月から3月28日まで欠航する」との連絡があったということです。

理由について航空会社は「機材繰りのため」と説明していますが、高市早苗総理の国会答弁をめぐり、中国政府が日本への渡航自粛を要請したことが影響しているとみられます。

2025年度、上海便には10月までに2万4760人が搭乗し、搭乗率は68.9%でした。

開港当初から運航されている上海便は、コロナ禍を経て2023年9月に再開していましたが、再び長期運休することになります。2026年2月には中国の旧正月「春節」を控えており、欠航による県内の観光業や宿泊業への影響を注視する必要がありそうです。