年賀状の代わりに増えたもの

年々増えつつある年賀状じまい。その影響で、対応に追われる企業も…

RKB 本田奈也花アナウンサー
「福岡市天神のプリントショップです。今が受け付けのピークだという年賀状。ポスター・のぼりと大々的にPRしています」


毎年10月から年賀状の注文を受け付けている「キンコーズ」。

300種類以上あるデザインの中から、好みの年賀状を選び注文できます。

法人を中心に受注していましたが、ここ数年は大きく減少しているといいます。

キンコーズ 店舗支援部 古川礼子 部長
「3、4年前ぐらいから『今年で年賀状を失礼させていただきます』というのは、増えてきています。昨年、年賀状の値上げもあり、前年比で70%くらいの受注になっています」


一方で、年賀状に代わる「あるもの」の発注が企業から増えているということです。

キンコーズ 店舗支援部 古川礼子 部長
「法人向けのカレンダーです。私たちも予想していなかったんですけど、年賀状の代わりに1年間通してお使いいただけるものとして需要が上がってきています」


企業名を印刷した卓上型のカレンダーが人気だということです。

前の年と比べ、4割ほど増加しました。

「年賀状じまいしません」あえて宣言する取り組みも

新年のあいさつが変わりつつある中、日本郵便と全国の印刷会社が始めたのが「年賀状つなぎ」。

「年賀状じまいしません」「年賀状でつながるこのご縁は変わらず続けましょう」など、あえて年賀状を続ける宣言を盛り込んだ年賀はがきを販売しています。

参加している「キンコーズ」の店舗支援部長、古川礼子さんは「年賀状が減るのは仕方ないことだと思いますが、年賀状つなぎを宣言して、今後も年に1回の文化を続けていただけたら」と話していました。

今年もあとわずか。皆さんは、新年の挨拶、どうしますか。