《「表舞台に立って…ロールモデルに」使命感に駆られて…》
札幌市内の大学に進学すると、本格的にファッションモデルに挑戦する道を進んでいきます。
左目失明のモデル 吉野奈美佳さん(29)
「このスタジオでいつウォーキングレッスンをしていました」
ウォーキングのレッスンを受け、モデルの基礎を学び、スタジオを借りて自主練習を重ねました。そして、札幌の地下アイドルグループのメンバーとしても活動。その間、たびたびオーディションを受けますが、左目の障害を理由に、不合格が続きました。それでも、吉野さんは決して諦めませんでした。

吉野奈美佳さん
「自分が表舞台に立つことが、同じよう境遇の人たちのロールモデルになれると思ったので…。『今わたしがやらなきゃ!』って、謎の使命感に駆られて、いばらの道を選んできました」

そんな吉野さんが20歳で挑戦した「ミス・ユニバース・ジャパン2017」。北海道の準グランプリに選ばれたのです。別の大会では日本代表になり、世界大会では2位に輝きました。
さらに、吉野さんは2024年、単身フランスに渡り、ついに“パリコレ”のステージに立つ機会を得ました。















