《眼球が発達しない先天性の疾患…小2の時に左目を失明》
左目失明のモデル 吉野奈美佳さん(29)
「生まれてから小学校2年生までは弱視。光が暗いか、あるいは明るいか…とか、物がぼやけて見える、そういう状況でした」
眼球が上手く発達しない先天性の疾患“第一次硝子体過形成遺残”が原因で、左目は、光を感じ取れる程度の視力でした。そして小学校2年生のときです。

吉野奈美佳さん
「すごく目を刺すような痛み…1週間かけてちょっとずつ網膜が剥がれて…」
吉野さんは眼球の萎縮などから、網膜が剥がれ、左目の視力を完全に失いました。右目の視力は、コンタクトレンズを入れて1.0ありますが、左目を失明しているため、視野は狭く、遠近感がつかめません。
吉野奈美佳さん
「例えば、道路や公園の小さな段差のあるところが、片目が見えていないと、段差がまったく分からないので...私たち片目失明者には平面に見えています」















