長野県内に、設立から10年売上高が右肩上がりの企業があります。

その企業が作っているもの、それはドライフルーツです。
ドライフルーツではめずらしい国産にこだわっています。
レモンも国産使用です。
健康志向などからコンビニエンスストアやスーパーなどでも販売。
躍進には秘密がありました。

阿智村の南信州菓子工房(みなみしんしゅうかしこうぼう)。
2013年からドライフルーツの製造を手がけています。

(南信州菓子工房・大島亮さん)「こちらが当社で輪切りの状態に下処理をしたレモンの原料こちらを蜜漬けして柔らかいドライフルーツに仕上げていく」

主力の一つが「輪切りレモン」。
皮ごと輪切りにしたレモンのほのかな甘みと、苦味、それに酸味が特徴で、全国各地に出荷しています。

工場では、このほかに、オレンジやリンゴ、ウメなどのドライフルーツを製造していて、その数は何とおよそ20種類!
こだわりは、その原料と形です。

(南信州菓子工房・大島亮さん)「国産の原料にこだわっているという点、後は輪切りという形、それと柔らかい食感、素材そのものの味を生かした味付けが支持されている理由だと思う」

ドライフルーツにする果物は東南アジアなど外国産のものが一般的でした。
一方、南信州菓子工房では、そのほとんどが国産。

さらにこれまでのドライフルーツ業界にはなかった「輪切り」という新しい形で商品化したところ、見事大ヒット!