きのう、茨城県茨城町で、自宅の庭で倒れて起き上がらない73歳の母親を2日間にわたり放置したとして、49歳の長男と47歳の長女が逮捕されました。

保護責任者遺棄の疑いで逮捕されたのは、茨城県茨城町で農家を営む、兄の奥谷誠容疑者(49)と妹の奥谷知子容疑者(47)です。

警察によりますと、2人は今月12日から2日間にわたり、一緒に暮らしている母親(73)が自宅の庭で倒れて起き上がらないことを知りながら、放置した疑いがもたれています。

知子容疑者から「母親が庭で倒れて動かない」と相談を受けた知人が警察に通報したことで事件が発覚しました。

警察官が現場に駆けつけたところ、母親には上からビニールシートがかけられていて、うつぶせで倒れた状態で左肩と左腕にあざがあり、その場で死亡が確認されたということです。

警察は2人の認否を明らかにしていませんが、母親の死因や事件のいきさつを調べています。