アパートやマンションなど投資用不動産の不正融資問題を巡り、静岡県沼津市に本店を置くスルガ銀行は12月15日、裁判所の調停勧告に基づき解決を目指すと発表しました。
スルガ銀行は、アパートやマンションの投資用不動産を対象にした融資で審査を通りやすくするために書類を改ざんしていたなどの不正行為が明らかになり、この被害を受けたとする顧客側との間で解決に向けた交渉を続けてきました。
この問題を巡り、裁判所は2025年10月21日付でスルガ銀行の不法行為が成立する可能性がある194の物件について、銀行側が総額121億円の解決金を支払うなどとする調停勧告を示していました。
スルガ銀行と顧客側の弁護団は、双方ともこの調停勧告を受け入れるとして、12月15日、共同声明を発表しました。
今回の調停勧告では、解決金の対象にならない410の物件が残される形ですが、スルガ銀行は個別の事情に寄り添った返済プランを提示していく考えを示しています。
注目の記事
「地域の宝」守りたい 部活動の地域移行が活発化も…全国大会32回出場”名門”マーチングバンドも資金調達に苦戦 富山

「私、見えますか?」画面に現れた制服の男…記者が“ニセ警察官”とLINEビデオ通話で直接対決 その結末は…【後編】

忘年会「参加したい」若者4割の裏で…「行きたくない」50代の切実な理由 昭和を知る上司世代の“ハラスメント”恐怖

「風邪薬」をジュースやスポーツドリンクなどで飲んでも大丈夫? 子供にアイスを混ぜた薬をあげてもいいの?【薬剤師に確認してみた】

犯人は小6女児「妹が殺された」兄に手渡されたヤフーニュース…「この人たちには頼れない」【佐世保小6同級生殺害事件・前編】

新「映像」発見 80年の時を経てゾウの「エリー」が伝える戦争 “戦時猛獣処分” 絵本「ごめんねメリー」原画も展示 熊本【戦後80年つなぐ、つながる】









