調味料・食品メーカーの「キッコーマン」が愛媛の郷土料理の「減塩レシピ」を開発し、愛媛県庁で試食会が開かれました。
愛媛県は、塩分の摂りすぎなどによる高血圧とも関連が深い心疾患の死亡率が全国ワースト1位となっています。
そこに着目したキッコーマンが減塩レシピの開発を県に提案しました。
紹介されたのは、減塩しょうゆを活用し、塩分を1食2グラム以下に抑えた「芋炊き」と「鯛めし」、それに鶏のから揚げ「せんざんき」です。
県民の健康づくりをすすめる団体のメンバーが、試食しました。
(メンバー試食)
「減塩しょうゆでも十分おいしくできる。おいしい」
「(Qもの足りなさとかは)ない。いやいや、濃いくらい」
「けっして薄くない。うまみも出ていたしすごく美味しかった」
県によりますと、県民の塩分摂取量は一日あたり7グラム未満の目標に対し平均10・1グラムとオーバーしています。
県とキッコーマンでは今後、今回のメニューのレシピカードをスーパーで配るなどして、減塩意識を高める「ご塩慮」活動を進めます。
(キッコーマン食品 北浦亘さん)
「減塩をしっかり訴えていくところを愛媛の皆さんと一緒に進めていけるのは嬉しい。新しいレシピをしっかり作って愛媛県の皆さんと減塩に向き合っていくことが使命かなと思う」
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