今年8月、SNSで投資家を名乗る男と知り合ったのをきっかけに、偽の投資サイトを紹介された札幌市の40代男性が、1億1600万円をだまし取られました。

警察によりますと、札幌市手稲区に住む40代の男性のもとに、8月13日、投資家を名乗る男からLINE(ライン)にメッセージが届きました。

その後、男のアシスタントを名乗る女から株の投資サイトを紹介され「送金して振り込むと儲かる」旨のメッセージが来たことから、男性は9月下旬から11月下旬までのあいだに指示された口座に複数回にわたりネットバンキングで振り込みをしました。

回数は計16回で、合わせて1億1600万円を振り込みました。

男性は紹介された「投資状況がわかるアプリ」で利益が出ているのを確認し、引き出そうとしたところ「違約金がかかる」「口座番号の下一桁が違う」などのメッセージが表示され、だまされたことに気づいたということです。

詐欺事件として捜査している札幌手稲警察署

警察は「SNS等で投資名目での高額の振り込みを依頼された場合は、詐欺の可能性が高いことから、すぐに振り込まず警察に相談してください」と注意を呼びかけています。