航空機事故が起きたと想定して、乗客を救助する訓練が福岡空港で行われました。導入されたばかりの新しい消防車も参加しました。

RKB 瓜生正太郎記者
「今、ドクターヘリが福岡空港に到着しました。要救助者を搬送するための準備が行われています」

12日午後行われた訓練には、警察や消防などおよそ60の機関から350人ほどが参加しました。

訓練は、乗員・乗客305人が乗った航空機がエンジントラブルで着陸に失敗し、機体の一部が炎上したという想定で行われました。

今月10日に導入されたばかりの「HRET(エイチレット)」という消防車も参加しその特徴である長いノズルを伸ばして機体上部などの消火にあたります。

一方、救急隊などは負傷者の状況を見て治療や搬送の優先順位を決めるトリアージも実施しました。

福岡国際空港株式会社 田川真司社長
「参加される各機関がワンチームになって連携してやらないとですね、実際には様々な救助活動もできない、お客様の安全と生命を守ることもできないと思っていますし、しっかり連携してきょうはやりたいと考えています」

この訓練は毎年実施されていますが福岡空港によりますと、今回が最大規模だったということです。