12月の日銀短観が発表され、大分県内企業の景況感は非製造業を中心に改善がみられ、前回の9月に続いて3期連続のプラスとなっています。

日銀大分支店が発表した12月短観によりますと「景気が良い」と答えた企業の割合から「悪い」と答えた企業の割合を差し引いた業況判断指数は、全産業でプラス10となり、コロナ禍前の2019年6月以来の二桁水準となりました。

非製造業では全国旅行支援や入国制限の緩和を受けて宿泊、飲食サービスで大幅に改善が見られたほか観光関連の業種が伸びを見せました。一方、製造業でも観光需要の回復で「食料品」が大幅に改善しましたが燃料費や原材料費の高騰が影響し幅広い業種で収益が悪化し全体では横ばいとなっています。