那覇市は10日、市内の福祉施設で52人がインフルエンザに集団感染したと発表しました。

集団感染があったのは児童が多く利用する市内の福祉施設で、今月1日から7日にかけてあわせて52人がインフルエンザに感染したということです。

施設が特定されることを防ぐため、感染した人の年代など詳しい内訳は公表されていませんが、入院した患者や重症者はいないということです。

那覇市では1定点医療機関あたりの1週間の患者数が10人を超えたため、10月16日に「インフルエンザ注意報」を発表していますが、先月24日から1週間の1定点医療機関あたりの患者数は20.7人と、依然として流行が続いています。

那覇市保健所は、乳幼児や高齢者が感染し肺炎を合併すると重症化する恐れもあるとして、手洗いや換気など基本的な感染対策のほかワクチン接種も検討するよう呼びかけています。