スウェーデンの首都ストックホルムで、きょうからノーベルウィークがはじまりました。ノーベル賞をテーマにした“光の芸術作品”が街を彩っています。

記者
「ストックホルム市庁舎に広島の原爆ドームが映し出されました。去年平和賞を受賞した日本被団協を表しています」

ノーベル賞を祝う様々なイベントが続く「ノーベルウィーク」。10日に行われる授賞式後の晩さん会会場となるストックホルム市庁舎には、去年ノーベル平和賞を受賞した日本被団協をイメージしたプロジェクションマッピングが映し出されるなど、この期間中は街中に“光の芸術作品”が現れます。

また、こんな展示も…

記者
「生理学・医学賞をテーマにしたドレスです。スカートは血管や細胞を表し、背中には受賞が決まっている坂口教授を表すような日の丸が施されています」

過去の受賞者の寄贈品などが飾られているノーベル博物館では、地元の学生が今年のノーベル賞のそれぞれのテーマを題材にデザインしたドレスが展示されました。

デザインした芸術大学の学生
「この賞は自己免疫疾患を持つ人々にとってとても大切で、“新たな始まり”の象徴でもあります。日の丸は“再生”も表していると思い、これを取り入れました」

ノーベルウィーク初日の6日は、大阪大学の坂口特別栄誉教授が現地で記者会見を行うほか、京都大学の北川特別教授が日本人学校を訪問する予定です。