国連の欧州本部を訪問した高校生平和大使が、広島市の松井市長に活動報告をしました。

広島市の松井市長を訪問したのは、▼永戸あみさん▼下田梨央さん▼中嶋胡桃さんです。

3人は9月、「高校生平和大使」としてスイス・ジュネーブの国連欧州本部を訪問。核兵器の廃絶を求める署名、およそ11万1000筆を提出しました。3人は、国連の軍縮会議を傍聴したことや現地で被爆者の思いや核廃絶を訴えたことなどを報告しました。これに対し、松井市長は「平和がどれほど大切かこれからも広めて欲しい」と激励しました。

曾祖父が被爆・基町高校3年 中嶋胡桃さん
「核兵器がない世界を望んでいるという声を聞けて、同じ思いの方が国を超えているんだなということを確認できたので、すごく良かったと思います」

高校生平和大使は、1998年から毎年活動していて、これまでに累計283万筆以上の核兵器廃絶を願う署名を国連に提出しています。