実在する女子児童の写真を、生成AIで加工した「性的ディープフェイク」と呼ばれるわいせつ画像を所持した罪で、名古屋の元小学校教諭の男が追起訴されました。

追起訴されたのは、名古屋市の元小学校教諭、水藤翔太被告34歳です。

起訴状などによりますと、水藤被告は「性的ディープフェイク」と呼ばれる、生成AIで作られた実在する女子児童2人の偽のわいせつな画像2点を所持した児童ポルノ禁止法違反の罪に問われています。

水藤被告は、学校に保存されていた2人の写真データを持ち出し、性的ディープフェイクの作成を知人に依頼したとみられます。

水藤被告は盗撮画像を共有する教員グループの一員として逮捕・起訴されていて、警察が押収したスマートフォンから性的ディープフェイクの画像が見つかり、ことし11月、追送検されていました。

性的ディープフェイクをめぐる児童ポルノ禁止法違反での立件は全国で初めてだということです。