再開発の計画が進む札幌の南区真駒内エリア。
5日、その中核の施設となる新しい南区役所の整備案が示されました。

三栗谷皓我記者
「札幌オリンピックと同じ年に出来た南区役所。50年以上が経った今、建て替えの計画が始まっています」

1972年に建てられた札幌市の南区役所。

老朽化や周辺の再開発などを理由に建て替えが計画されています。

建設予定地は、区役所東側の旧真駒内緑小学校の敷地。
保健センターや区民センターなどが入る複合型の庁舎が検討されています。

南区民
「川沿から来ているからタクシーで来なくちゃならない、足があれなもので。緑小学校なら駅のそばだからいい」

南区民
「先週の金曜に来て、また今週の金曜に来て書類をそろえて、めんどくさい」

5日、札幌市議会では南区役所の具体的な建て替えの計画案が示されました。

札幌市 田口浩司地域振興部長
「多くの区民が日常的に立ち寄り交流できる環境を整備する、真駒内地区全体の活性化に貢献できる施設にしたい」

建設費は約115億円。
4階建てで、区役所機能のほか、図書館、保健センター、イベントや災害時の避難場所にも使えるホールが入ります。

また、窓口の手続きのオンライン化や区役所に行かなくてもリモートで相談できるなど、面積が広く、高齢化が進む南区のニーズに合わせた機能を整備します。

さらに、再開発に合わせて地下鉄真駒内駅前から区役所までは、空中歩行空間で「直結」です。

札幌市は、今年度中に計画をまとめ、2028年度の着工、2032年度の使用開始を目指します。














