高知県内で相次いでいる、教職員による不祥事を受け、5日、小中学校の校長らが集まる会議で、県の教育長が「極めて深刻な危機だ」と“根絶”を呼びかけました。
◆高知県教育委員会 今城純子 教育長
「今年度に入って、教職員による逮捕事案が4件発生しています。高知県にとって極めて深刻な危機である」
高知県内では今年度、教職員の逮捕事案が相次いで発生していて、2019年度以降で最多となっています。
5日に開かれた、小中学校の校長が集まった会議の冒頭で、高知県教育委員会の今城純子教育長が、およそ5分間にわたり、不祥事防止に向けた取り組みを徹底するよう強く呼びかけました。

特に児童・生徒への性暴力については「醜悪で卑劣」と非難し、県教育委員会が掲げる「密室状態の回避」や、「児童・生徒との私的なSNSのやり取りの禁止」という防止策を改めて確認し、チェックした結果を保護者に周知するよう求めました。
◆高知県教育委員会 今城純子 教育長
「失われた信頼は、並大抵の努力では戻らない。高知県の教育現場の“再生”に向けて、県教委・市町村・学校の『3者一体』となって、この逆境を必ず乗り越えていきたい」














