岡山県総社市の第三セクター「そうじゃ地食べ公社」の「ふるさと納税事業」への補助金について、収支不足額を水増し申請していて違法であるなどとして、片岡市長らに返還を求める住民監査請求が行われました。

市民らが総社市役所を訪れ、請求書を市の代表監査委員に提出しました。請求書では、「そうじゃ地食べ公社」の「ふるさと納税事業」について、2021年度から24年度は収支不足額を水増し申請し、受け取った過大な補助金をほかの事業の赤字補填に流用していたなどと指摘。

また、24年度は、コメの調達費用が寄付額の30%を超えていて地方税法に違反しているなどとして、公社と片岡市長、中島副市長にあわせて約2億200万円を市に返還するよう請求することを求めています。

(請求した市民の代表 友杉富治さん)
「真摯に厳正に監査をしていただいて、我々の求めている賠償請求までつながっていくような答えがでてくることを期待している」

請求した市民は、棄却された場合、住民訴訟も視野に入れているということです。監査の結果については、あすから60日以内に請求者に伝えられることになっています。














