ことし1月、広島県江田島市で発生した山火事について、海上自衛隊は5日、「爆破訓練で生じた高温の砂の塊が原因と推定される」と発表しました。
この山火事は1月、江田島市にある海上自衛隊・長浜射撃場の爆破訓練場で発生したものです。火は発生から3日後に消し止められましたが、周辺の山林約30haが焼けました。
当時、機雷除去を想定した爆破訓練が行われていたということで、海上自衛隊が山火事と訓練の関連を調べていました。
訓練を行っていた部隊を管轄する佐世保地方総監部の発表によりますと、爆破訓練中に生じた「350度以上の高温の砂の塊」が最大で48m飛散。可燃物に接触したことで火災が発生し、山林に延焼したと推定されるということです。
海上自衛隊は「屋内爆破試験場の設置」などの再発防止策を検討していて、対策が取られるまでの間は陸上自衛隊などの訓練場で訓練を行うということです。














