暴力団組員と偽り、みかじめ料として飲食店経営者から現金30万円をだまし取った疑いで、61歳の男が警視庁に逮捕されました。

詐欺の疑いで逮捕されたのは、東京・足立区の関根義続容疑者(61)です。

関根容疑者は今年1月末から先月上旬まで、東京・墨田区の飲食店経営者に暴力団組員と偽り、植木のリース代と称してみかじめ料、現金あわせて30万円をだまし取った疑いがもたれています。

警視庁によりますと、関根容疑者は指定暴力団住吉会系の幹部でしたが、おととし10月ごろに脱退。この店から徴収していた別の組員が病気になり徴収できなくなったことを知り、経営者に「私がかわって回収する」と言ってだまし取ったということです。

関根容疑者は取り調べに対して「店舗側が納めていたのをいいことに金をとったのは間違いない」と容疑を認めているということです。

警視庁は、暴力団からみかじめ料を要求されたら、警察に相談してほしいとしています。