訪問介護サービスを行う事業者の倒産が3年連続で過去最多を更新したことが分かりました。ヘルパー不足などが影響したということです。

東京商工リサーチの調査によりますと、今年1月から11月末にかけての「訪問介護」事業者の倒産件数が85件に上って去年の81件を上回り、3年連続で過去最多を更新しました。

原因としては、全体の8割を超える71件が売上不振で、その背景にはヘルパー不足による利用者の減少や、昨年度の介護報酬改定による訪問介護の基本報酬の引き下げなどがあります。

こうした状況に政府は、補正予算による介護職員の賃上げ支援や、来年度に介護報酬の臨時改定を行う方針です。