良縁を求める人たちで賑わいました。宮城県大和町で14日、縁結びのまつりとして知られる伝統行事「島田飴まつり」が3年ぶりに開かれ、多くの人たちが縁起物の飴を買い求めました。

14日朝、大和町の吉岡八幡神社近くにできた長い列。並んだ人たちのお目当ては花嫁の髪型「島田髷」をかたどった飴細工の「島田飴」です。

「島田飴奉納。皆さんに良いご縁がありますように。ヨー、パン」

午前8時から1個2000円、2000個限定で販売され訪れた人たちが縁結びのご利益があるとされる飴を買い求めていまいした。

塩釜市から訪れた人:
「5時に家を出てきた」
記者:
「飴は手に入りましたか?」
塩釜市から訪れた人:
「入りました。良かった。(2人の娘が)良縁に恵まれて幸せになれますように」

仙台市から訪れた人:
「いいご縁があればと思って。私の分と友人の分とひとつずつ(買った)」



また、あいにくの雨のなか、花嫁道中を再現した行列が町の中心部を練り歩きました。島田飴まつりは、400年あまり前、花嫁への恋煩いで寝込んだ神主のために村人が島田飴をつくって奉納したところ、病が回復したことが始まりとされています。

新型コロナの影響により3年ぶりの開催となり、沿道には大勢の見物客が訪れていました。