気象庁によりますと、あす3日夜から4日にかけて、日本付近では冬型の気圧配置が強まるため、この時期としては強い寒気が流れ込み、東北地方~北陸地方では大荒れの天気となる予想です。

北日本から西日本の日本海側を中心に広い範囲で雪が降り、山地では大雪となるほか、平地でも積雪となるおそれがあります。

そんな雪の日に特に注意が必要となるのが、車の運転です。

「JAF=日本自動車連盟」が行った、踏み固められた雪道を車で走行する実験。ノーマルタイヤの場合、時速40キロで走行するとブレーキを踏んでから車が完全に止まるまでの距離は約30メートル。一方、スタッドレスタイヤの場合は約17メートルでした。

さらに、路面が凍結した状態での実験ではノーマルタイヤの場合、ブレーキを踏んでから止まるまでの距離は何と105.4メートル。一方、スタッドレスタイヤの場合には78.5メートルでした。

(JAF 愛知支部 吉田英治さん)
「“冬タイヤ”スタッドレスタイヤの装着を、ぜひともお願いしたいです。履き替えができないのであれば、タイヤチェーンを必ず車に装備していただきたい」