東北で初となる宿泊税が、青森県弘前市で12月1日に始まりました。年間約1億2000万円の税収が見込まれ、観光振興に充てられる計画です。

“観光都市”弘前で導入された宿泊税。
ブロッサムホテル弘前では、事前に決済していない客はフロントで直接1人1泊200円の宿泊税を支払いました。

神奈川から来た人
「そんなに抵抗はない」

神奈川から来た人は
「少額なので、役にたてるのであれば」

弘前市は宿泊税の導入により、年間約1億2000万円の税収を見込んでいます。

その収入は観光振興に充てる計画で、12月のクリスマスイベントや2026年2月の「弘前城雪灯籠まつり」に活用される予定です。

弘前市の「ブロッサムホテル弘前」では、税の導入が客足に与える影響は小さいとしています。

ブロッサムホテル弘前 福士圭介 総支配人
「冬期間暇になり、宿泊料金も下がってくる傾向がある。他の地域と比べても、それほど価格差は出ないと思うので、お客さまのほうで宿泊税があるから敬遠される方は少ないのではないか」

県内では、弘前市のほかに、青森市や八戸市でも宿泊税を導入をするかどうか、検討が進められています。