鳥取県西部で70年近く続く老舗青果店「岡田商店」が東京の経営支援を行う会社と28日資本提携を結びました。
「業績の良い今だから」と話した「岡田商店」の岡田社長。いったいどういうワケなんでしょうか?
資本提携を結んだのは境港市に本店を置く岡田商店。1957年創業で県内に4店舗を構える老舗青果店です。
中小企業へ経営支援を行う東京の中小革新基盤と協力関係を築くことになり28日、成約式が行われました。
岡田商店 岡田信行 社長
「今、会社が非常にいい状態のときに誰かの助けをかりて、また新たなやり方でうまくできればいいのでは」
中小革新基盤 橘芳樹 代表取締役
「人を採用し育て長く働いていただける会社にしていく。お店を増やすということもあるし、今の岡田商店の良さを広げていくということをやりたい」
キャスター 八原真由
「今、業績がよいと説明した岡田社長。では、なぜ今資本提携なのでしょうか」
「会社が非常にいい状態のとき」なのに、資本提携とはいったいどういうことなんでしょうか?
今後も「岡田商店」の社長を続ける50歳の岡田社長に聞いてみました。
岡田商店 岡田信行 社長
「人材不足が非常に近々の課題でありまして採用に至ってもなかなか…人があつまってこないのが現状。採用した人が成長し、評価され、楽しく働ける評価制度であったり、そういった整備をしていきたい」
帝国データバンクによりますと、鳥取県でおよそ70パーセント、島根県でおよそ66パーセントの企業が「後継者不足」が課題となっています。
岡田商店では、社長自身が仕入れなど現場業務も担っていて、人材育成方法や働き方改革などを提携先から導入し、地方企業の「攻めの提携」モデルとしたい考えです。
岡田商店 岡田信行 社長
「さらなる成長を遂げたいという思いでもっとたくさんのお客様に喜んでいただきたい笑顔にしたい」
地域に根差した老舗として、永続的な発展を目指すため。「岡田商店」は新たなステージに踏み出しました。














