高知県芸西村で開催している男子プロゴルフツアー、カシオワールドオープン。大会2日目の28日、上位51位タイまでの選手が決勝ラウンドに進出しました。

優勝賞金3600万円。賞金王争いを左右するシーズン終盤のビッグトーナメント。単独首位に立ったのはツアー初優勝を狙う鈴木晃祐。バーディ6つ、1イーグルとスコアを伸ばし、トータル14アンダーでフィニッシュ。

優勝すれば賞金王が確定する金子駆大も食らいつきます。13番のセカンドショット見事、ピンそばに。バーディパットもしっかり決めて、9アンダー4位タイにつけました。

ホストプロの石川遼は、4番・6番とバーディーを奪って迎えた9番、バンカーからの第3打がピンを大きく超えてしまいます。パットも決まらず、ダブルボギー。

(三重からのファン)
「なかなかうまくいってないですけど頑張ってもらいたいです」

トータル3アンダー、51位タイで決勝に進みました。

今大会、大注目の元プロ野球選手、松坂大輔さん。呼び出しのアナウンスでは思わず笑みがこぼれます。

石川遼と同様、大勢のギャラリーを引き連れてラウンドする松坂選手。27日は4つのバーディを奪いましたが、28日はスコアメイクに苦しみました。

(福岡から)
「プロ野球でプレーした人なので、がたいが違うというかすごかったですね」

松坂さんは、12番ホール終了後に肉離れを起こし、無念のリタイアとなりました。

(松坂大輔さん)
「途中から(痛みを)我慢できなくなったし、続けても(同じ組の)2人にも進行にも迷惑かなと思ったので、けがしないようにトレーニングしてまたいつか出たいなと」

続いて、高知県関係選手です。3アンダー30位タイで2日目を迎えたKochi黒潮カントリークラブ所属の片岡大育。

1番、2番ともにパーセーブし、迎えた3番。しっかりとツーオンに成功し、ギャラリーからもこの歓声。バーディーパットもしずめ、勢い付きます。片岡は6バーディ2ボギー、トータル7アンダーで8位タイとなり、29日からの決勝ラウンドに駒を進めました。

(片岡大育 プロ)
「あわよくば優勝を狙いながら、一つでも上に上がれるように、いいゴルフはできているのでチャンスはあると思いますので、あしたからも気を付けて自分のペースでやりたいなと思います」

4アンダー14位タイでスタートした中土佐町出身の岡田晃平は、3番ホールの第二打。ピンから5メートル程の位置に付けバーディーチャンスに。

しかしここは決めきれません。岡田は3つスコアを落とし、トータル1アンダーで予選突破とはなりませんでした。

(岡田晃平 プロ)
「応援していただいて、ありがたい気持ちもありますけど、こういう結果に終わったので、また来年に向けてしっかり練習していきたいなと思っています」

このほか明徳義塾高校出身の亀井康生は3アンダー51位タイで決勝ラウンド進出。

同じく明徳義塾高校出身の杉山知靖。

明徳義塾中出身の大野由真。

黒潮ジュニア選手権高校生男子の部優勝の長﨑大星選手の3人は1アンダー73位タイ。

Kochi黒潮カントリークラブ所属の弘井太郎は、3オーバー94位タイ。

黒潮カップ優勝の谷本伊知郎選手は12オーバーで103位でした。