静岡市葵区の大型商業施設「静岡パルコ」が2027年1月末で閉店することが11月28日、発表されました。18年余りの歴史に幕を閉じることになり、市民からは惜しむ声が上がっています。
<パルコ 溝口岳取締役兼常務執行役員>
「中長期の視点にて慎重に検討した結果、建物賃貸借契約の満了時期にふまえ、2027年1月末をもって、営業終了することを決定いたしました」
静岡市葵区の大型商業施設「静岡パルコ」は28日、記者会見を開き、2027年1月末で閉店することを発表しました。近年、静岡市内外で競合店の開業・リニューアルが続き、商業環境の変化や新型コロナの影響もあり、業績の悪化などにより閉店を決定したということです。
2007年3月にオープンした静岡パルコ。JR静岡駅から徒歩圏内の中心市街地に位置し、ファッションや雑貨、グルメなどの専門店が入り、幅広い世代から親しまれてきました。
突然の閉店発表に、街の人はー
<街の人は>
「ええ!悲しい。久しぶりに静岡に来て、まだ賑わっているとうれしかったが、無くなると街の明かりも少なくなったら悲しい」
「一つ大きなものがなくなると静岡とこの通りにとってはだいぶ痛い」
静岡パルコが位置する商店街からも落胆の声が聞こえます。
<商店街の人>
「大きなお店が無くなると人の流れも変わるので、商店街もさみしくなるのではないかと心配」
「今初めて聞いた。以前、西武が閉店したあと、かなり人通りが少なくなった。パルコの集客力もあるが、空き店舗ができること自体がショック」
静岡パルコの梅井宏和店長は会見で、「残り1年2か月だが、皆さんに楽しんでいただけるように精一杯考えていきたい」と語りました。
静岡パルコでは、地元に恩返しできるようなプロジェクトを立ち上げ、閉店に向けた段階的なキャンペーンなどを企画する方針だということです。














