環境省は、今年度の補正予算案に、クマ対策の費用としては過去最大となる34億円を盛り込みました。

環境省によりますと、今年度の補正予算案に、クマ対策としては過去最大となる34億円を盛り込み、そのうち、クマの捕獲にかかる費用やガバメントハンターの人件費、生ごみなどクマを引き寄せる誘引物の撤去にかかる費用などにあてるための交付金事業が28億円だということです。

交付金の事業は、これまで対象ではなかった非常勤のガバメントハンターなどの人件費にも対象を広げるほか、人材育成に関わる事業の補助率も引き上げるとしています。

また、都道府県ごとに行っていたクマの個体数を推定する調査について、国が全国を対象に行うための費用に5億円、国立公園でのクマ対策費用に1億円が盛り込まれました。