航空自衛隊浜松基地に所属する男性自衛官が覚醒剤を使用したとして、懲戒免職処分を受けました。隊員は調べに対し、「2025年5月以降は毎日のように覚醒剤を使用していた」と話しているということです。

懲戒免職処分を受けたのは、航空自衛隊浜松基地にある中部航空音楽隊に所属していた3等空曹の男性(34)です。浜松基地によりますと、3等陸曹は2025年9月ごろ、浜松市内にある下宿先などで覚せい剤を使用したということです。

浜松基地で抜き打ちによる隊員への尿検査を実施したところ、3等陸曹から陽性反応が出たため警察に通報。警察での薬物検査で再び陽性反応がでたことから覚醒剤取締法違反容疑で逮捕されていました。

基地の調べに対し、3等陸曹は「2014年頃から年に数回覚醒剤を入手していた。
2025年5月以降は毎日のように使用していた」と供述しているということです。一方、基地内での使用はないとのことです。

浜松基地司令の鈴木大 空将補は「隊員がこのような事案を生起させたことについて大変重く受け止めています。隊員に対してさらなる教育指導の徹底を図り、再発防止に努めてまいります」とコメントしています。

浜松基地によりますと、3等陸曹は11月27日に静岡地裁浜松支部で開かれた裁判で、拘禁刑1年6か月、執行猶予3年の判決を受けたということです。