「福祉ネイル」をご存知でしょうか?高齢者や障害者、療養中の人などに施す爪のケアのことです。

熊本大学病院内の美容室の一角は、週に一度、福祉ネイルサロンに変わります。

店の名前は「ルミエール・ド・ローブ」。

フランス語で「夜明けの光」という意味で、「不安と闘うがん患者にとっての光のような存在でありたい」という思いが込められています。

このサロンに通う小山尚枝さん(68)。去年4月、子宮など数か所にがんが見つかり、抗がん剤治療をしています。その副作用で爪が黒く変色しました。

小山尚枝さん「ちょっと爪が黒いので、どうしても副作用で黒くなっているからネイルで隠したほうがいいかなと」