少子化などで人手不足が進むなか、優秀な人材を確保しようと東北電力は2026年度の新入社員の初任給を最大1万8000円引き上げることを明らかにしました。初任給の引き上げは3年連続です。

東北電力・石山 一弘・社長:
「至近の採用活動を取り巻く環境の変化や実際の採用の状況、他企業の初任給水準などを総合的に勘案し判断した」


東北電力の石山一弘 社長は11月26日の定例会見でこのように述べ、2026年4月に入社する新入社員の初任給を引き上げると明らかにしました。
引き上げは3年連続で、高卒は1万8000円増額の21万3000円、大卒は1万1000円増額の25万3000円などとなります。

引き上げの理由については、優秀な人材の確保のためなどと説明しています。
東北電力・石山 一弘・社長:
「東北6県、新潟県では人口の減少や高齢化、若年層の人口流出率が高いこともあり、新卒の採用市場における労働需給は他の地域よりもひっ迫している」



東北電力は今後、労働組合との協議を経て、2026年3月にも初任給の引き上げを正式決定することにしています。














