前橋市の小川市長が部下の既婚男性とホテルで密会していた問題をめぐり、前橋市議会はきょう(26日)、提出予定だった市長の不信任決議案を取り下げました。

部下の既婚男性と複数回ラブホテルで密会していた前橋市の小川晶市長はきのう(25日)、市議会の富田公隆議長に「27日をもって退職する」と退職願を提出しました。

これを受けて、議会はきょう(26日)、市議会の各会派代表者会議と議会運営委員会を開き、提出予定だった市長の不信任決議案と給料50%減額の取り下げを決め、あす(27日)の本会議で市長の辞職に同意するかの審議を行います。

前橋市議会 富田公隆 議長
「(退職については)7つの会派だけではなくて、もしかしたら全議員一致かと思います」

市長の辞職について、市議会最大会派の小曽根英明幹事長は、「市民の皆さんに対しての最大限の謝罪だと思う」としたうえで、第2会派とともに同意する方針を固めているということです。

市議会によりますと、あす(27日)の採決で市議会が市長の辞職に同意した場合、27日中に選挙管理委員会に通知され、その翌日から50日以内に市長選挙が行われるということです。