相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」の入所者ら45人殺傷された事件で、植松聖死刑囚(32)が一審の死刑判決後に行った控訴取り下げは無効として、争っていた弁護人の申し立てについて、最高裁は退ける決定をしました。

植松聖死刑囚は2016年7月に津久井やまゆり園の入所者19人を殺害し、26人に重軽傷を負わせた罪などで、一審の横浜地裁で死刑を言い渡されました。その後、植松死刑囚は弁護人が出した控訴を取り下げ、死刑判決が確定しました。

これについて弁護人は、植松死刑囚が「精神状態の影響を受け、自己の権利を守る能力が喪失していたか、著しく制限されていた」として、控訴取り下げは無効と申し立てていましたが、認められず、最高裁に特別抗告していました。

植松死刑囚は当時、JNNの面会取材で控訴取り下げについて「そうしないと筋が通らない。二審、三審と続けるのは間違っていると思いました」と話していました。

植松死刑囚は今年4月、横浜地裁に再審請求を行っています。