費用便益比は「2.78」と試算

しかし、町民からは不安の声も。

11月21日に開かれた町民と町議の意見交換会では、賛成の意見が聞かれた一方、整備の効果のほか、財政負担やほかの事業への影響を懸念する声が挙がりました。

(町民)
「かけたことによって、ほかの観光や木城との連携だとかが出てくるのではないか。そこ辺をもうちょっと明確にしたほうがいい」
「果たして予算がやっていけるのか。20年、30年先に私たちの孫、ひ孫たちが金を出さないといけないとなったら、私は反対」

こうした指摘に対し、黒木町長は、今回の架け替えについて値が1以上であれば事業の費用対効果が高いと判断される費用便益比は「2.78」と試算され、町財政や住民サービスには影響はないと主張。

安全や防災面だけではなく、地域活性化にもつながるとして、町民の理解を得たいとしています。

(高鍋町 黒木敏之町長)
「地域の住民は当然だが、あそこを通りたいという人は高鍋町外の人もたくさんおられるわけで、この交流人口が増えるということがどれだけ大きな効果を生むかを説明しながら、議会での承認を賜ればと思う段階に来ている」

地域の安全と利便性を高める橋の架け替え。事業の行方が注目されます。

※MRTテレビ「Check!」11月26日(水)放送分から