総事業費約49億円を見込むも「奇跡のような状況ができた」
建設から65年が経過し、老朽化が進む竹鳩橋。

過去には転落事故も発生していて、高鍋町はおよそ30年にわたり、木城町や川南町と一緒に国や県へ架け替えを要望してきましたが、実現には至っていません。


しかし、ついに…
(高鍋町 黒木敏之町長)
「奇跡のような状況ができたわけです。このチャンスを逃しちゃいけない」

本格的に町が架け替え計画に乗り出したのです。
その理由の一つが財政負担の軽減。
町によりますと、総事業費はおよそ49億円を見込んでいますが、自衛隊の航空機事故などが発生した場合、竹鳩橋が避難路の役割を担うとして、防衛省からおよそ34億円の補助金が受けられるということです。
このほか、国の特別交付税でおよそ7億円が受けられる見通しで、町の負担は現時点で総事業費のおよそ15%にあたる8億円に抑えられるとしています。

事業期間は13年、新たに建設する橋は、長さ540メートル、幅10.5メートルで、2車線と片側歩道も整備され、町は来年度からの事業開始を目指しています。














