震度5強の揺れから一夜明けた熊本県産山村で、住民に話を聞きました。
住民たちが思い出していたのは、9年前の熊本地震のことです。
産山村の住民「あの時を思い出しました、怖かったです」
産山村の住民「ガタガタと音がして怖かった。車の中に一時避難」
記者「また揺れが来るかもしれないからですね」
商店では商品の一部が倒れました。
産山村の住民「びっくりした、大きいのが突然来たから。飲み物が自然に倒れた」

災害対策本部が設置された村役場も被害を受けました。けがをした人はいませんでした。
産山村総務課 内柳有貴さん「天井が一枚落ちて、継ぎ目が割れた状況ですね」

役場には熊本地方気象台の職員の姿もありました。村に設置された震度計の調査が目的です。
熊本地方気象台 防災管理官 篠原英一郎さん「震度計の状況に問題がないか、揺れの5強という値に問題がなかったかの確認」

この調査は「震度5強以上」を観測した場所が対象です。
気象台の職員は、今回「震度5強」を観測した震度計の写真を撮りながら、装置に破損がないかを確認していました。
篠原さん「はっきり分かる大きな問題は今の段階では見受けられていませんが、調査結果は精査しての判断になります」














