県内でインフルエンザが猛威を振るっています。インフルエンザの患者数は警報レベルとなった前の週からさらに700人以上増え、一定点医療機関あたりの患者数は統計開始以降で最多になっています。インフルエンザの感染拡大により教育現場も影響を受けています。
県衛生研究所によりますと、今月17日から23日までに県内39の定点医療機関から報告があったインフルエンザの患者数は、前の週より763人増加し2598人でした。
一定点医療機関あたりでは66.62人となっています。これは県内でインフルエンザの動向調査を開始した1999年以降、最多だということです。
保健所別では村山保健所で800人、庄内保健所で504人、山形市保健所で483人、置賜保健所で448人、最上保健所で363人となっていて、全ての地域で警報レベルとなっています。確認されたインフルエンザ患者のうち、A型は2593人、B型は4人、不明は1人でした。
県内では4週間前にインフルエンザが流行入りして以降患者数が急激に増え続けていて、県によると、年明け前にここまで流行するのは異例だということです。
教育現場も対応に追われています。県によりますと先週、集団感染により前の週より44多い、のべ120のこども園や学校で休校や学年閉鎖などの対応がとられました。
インフルエンザは感染力が強く短期間に多くの人へ感染するため、県は引き続き適切なマスクの着用や換気、手洗いなど感染対策の徹底を呼びかけています。














