小松空港と中国・上海を結ぶ便が、12月中旬、3往復で運休することが分かりました。

運航する中国東方航空は、市場の状況を考慮したとしていて、中国政府による日本への渡航自粛の呼びかけが影響した形です。

小松・上海便は、週に4往復運航していますが、中国東方航空が12月11日と14日、18日の3往復を「営業上の問題のため欠航する」と11月25日、石川県に伝えたことが分かりました。

小松・上海便の2025年4月から10月末までの搭乗率は71・9%で、石川県によりますと、台湾有事をめぐる高市総理の発言に反発した中国政府が日本への渡航自粛を呼びかけたあとも目立った影響はみられなかったということです。

中国東方航空は、北陸放送の取材に対し「マーケットの状況をみて運休を決めた」としていて、渡航自粛の呼びかけが影響した形です。

渡航自粛の呼びかけ後、小松空港の国際線が運休になるのは初めてで、観光への影響拡大が懸念されます。