「大洲和紙」の産地・愛媛県内子町の小学生6年生が卒業証書に使う和紙を自分たちで手作りしました。

内子町の小学6年生は、地元の特産品である「大洲和紙」を自分達ですいて、卒業証書にしています。大洲和紙は国指定の伝統的工芸品で輸出もしています。

この日、町内重松にある西岡芳則さんの工房には、町内3校から6年生およそ50人が訪れ、西岡さんの指導を受けながら、冷たい水に手を入れて「すきけた」という道具で1枚ずつ、すいてました。

(児童)
「自分にしか作れない和紙を作れてうれしかった」
「初めての体験だったから、そして楽しかったから、もう一回やりたいと思った」

(西岡さん)
「いい和紙ができたらと思って、やっている」

子どもたちが一枚一枚、心を込めて手作りした大洲和紙の卒業証書は、来年3月に手渡されます。