現場を見て将来の進路選びの参考にします。山口県長門市で25日、建設が進む国道のトンネル工事を建設工学を学ぶ高校生が見学しました。

見学会には山口県立下関工科高校建設工学科の2年生12人が参加しました。将来の進路選びに参考にしてもらおうと、国土交通省が長門市俵山の工事現場で開きました。最終的に山陰道の一部になる俵山・豊田道路第2トンネルの現場です。生徒は担当者から2交代制で24時間、作業していることや、1回の発破で1メートルから1.5メートル、掘って進むことなどを教わりました。トンネルの壁面に穴を開ける機械に乗り込み、実際に操作も体験しました。

トンネルは長さが約1200メートルで、現在800メートルほど工事が進んでいます。

下関工科高校2年
「地図に残ると言うことがわかって、結構自分もやりたいなと、地図に残ることをやりたいなと思いました」
「将来はまだはっきり決められない、こういう工事現場でもやってみたいなという気持ちも、ちょっとあります」

国土交通省では今後も見学会などを開いて、建設業の魅力を伝えていきたいということです。